2018年3月31日 (土)

足元の春

桜が満開の鎌倉です。


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これは、逗子と鎌倉にまたがるハイランドの住宅地に咲く染井吉野です。

つい10日前、開花したばかりの明月窯ギャラリー前庭にある枝垂れ桜は、


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こんな感じに、雪の中でした。植樹して25年以上経ちますが、花に雪は初めてです。

窯場の裏では、


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春の定番、すみれや


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花の先が細くなって、釣り糸を垂らすように見えるので、浦島草と呼ぶやや不気味な感じの野草など、木の上だけではなく、足元にも春がいっぱいです。

訳なく気分が上がる季節ですね。

2018年2月25日 (日)

春がきた!

2月は、やはり駆け足のように過ぎようとしています。

梅の花、蕗の薹はもちろん、なんといっても杉の花粉が飛びだしたことを敏感な鼻が感じると、春がきたことを実感します。

早咲きの河津桜の開花も話題になりましたが、鎌倉では、


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玉縄桜という早咲きの桜が咲いています。

2月も仕事の合間に、耐熱粘土を使った試作を続けています。
先月作った土鍋は、直火にもなんとか耐えて、調理器具として使えます。
気をよくして、今度は


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ご飯用の鍋を作ってみました。
たっぷりと厚みをつけたので、ほぼ火加減の必要なく炊きあげることが出来ると思います。

それから、


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土瓶のように見えますが、熱燗のための酒器です。ミニコンロに乗せて、冷めないように温めたり、湯煎して燗をするのが面倒なら、直火に掛けることも出来ます。

まだ乾燥中ですが、焼き上がったら、さっそく試してみようと思います。試作のためなので、お酒も経費で出してほしいところです。
まあ、無理でしょうね…

2018年1月31日 (水)

1月は…

だいぶサボってしまい、今年初めての更新となりました。

遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。

1月は4日から仕事を始めて、7日に


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陶芸クラブの新年会をしました。

9日より通常の営業になり、初窯で焼き上がったのは、


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先月亡くなった社長の兄のための骨壷です。
納骨に無事間に合って、ほっとしました。
安らかに眠ってほしいと思います。

今まであまり作っていなかったものにも挑戦しています。


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耐熱粘土を使った土鍋です。
ペタライトという成分を配合していて、直火機能を備えた粘土です。
いろいろテストをして、次の冬までに商品化出来るよう頑張るつもりです。

2月は逃げるというくらいなので、もう少ししっかり更新しようと思う今日この頃でした。

2017年12月29日 (金)

2017年 仕事納め

2017年があっという間に過ぎようとしています。

今年もいろいろありましたが、12月になってから明月窯社長の兄が亡くなるという出来事がありました。

明月窯の長男でしたが、焼き物の道を選ばず自由に生きた人でした。68年の人生は、やはり短すぎる感じです。

今年最後の仕事が、


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彼の骨壷となりました。
三島の手法で、彼が好きだった桜の花びらを一面に散らしています。
安らかに眠ってほしいと願って作りました。

そのことと直接関係ないのですが、もう40年以上嗜んできたタバコを


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とうとう、最近の加熱式に変更しました。
といってもタバコですが、煙を吸わない分多少違うかなというところです。

ロクロ場も


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すっかり掃除が終わり、窯場をきれいに整えたら今年の仕事も終了です。

今年1年いろいろとお世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。

2017年11月30日 (木)

秋と冬の間

11月もあっという間に過ぎようとしています。
前半は、冬のような寒い日が続きました。

11日ぞろ目の日は、我が家の主婦兼明月窯社長の誕生日で、


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大トロと鯛の紅白の鮨を作りました。

中旬頃から、天候が回復して気温も上がり、秋晴れが続くようになりました。


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これは、葉山の先にある立石というところの景色です。真ん中に見えるはずの富士山が雲に隠れているのが残念でした。

明月窯のまわりの明月谷も、


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すっかり晩秋の雰囲気になってきました。

もうすぐ冬がやってきます。

2017年10月30日 (月)

日射しを求めて

10月というのに、気持ちの良い秋晴れは少なく、暖房のいる冷え込みもしばしば。

ただでさえ日当たりの悪い窯場は、
晴れ間があると、日の当たる場所を求めて、


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車の上や、


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狭いスペースにも、まだ未乾燥の作品をのせた桟板を並べます。

11月中旬頃、ストーブが入って乾燥するようになるまで、こんなことが続きます。

今年の秋は、日照時間が少なくて大変です。
せめて、11月は晴天が続きますように!

2017年9月27日 (水)

オリジナルボウル

8年ほど前、我が家を設計施工してくれた
北村建築工房の北村社長から、洗面と手洗いボウルの注文をいただきました。

今までにも何度も使ってもらっているのですが、
今回は北村社長の新築中の自宅用です。

2回の打ち合わせで決定したデザインで、
制作を始めました。
まず、手洗いボウルは、

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こんな感じで、赤土でロクロ引きした後、
全体に白化粧という白い泥しょうを塗ります。
適度に半乾燥したところで、

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唐草文を削り出していきます。

洗面ボウルは、

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同じく赤土でロクロ引きして、
楕円に押さえて成形します。
削り仕上げのあと、口辺をカットして、

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こんな感じに整えました。
北村社長のアイデアですが、イメージのとおりだと良いのですが…

これからゆっくり乾燥して、素焼き、本焼きと続きます。

2017年8月29日 (火)

夏の終わりに…

8月も数日を残すのみとなりました。
我が家のキュウリは、


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パーゴラの上からさらに上を目指していますが、だんだんと勢いは衰えてきました。
それでも、2株の収穫は220本を超えて、まだ毎日数本が採れています。

窯場では、


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若いご夫婦から注文の洗面ボウルが、無事焼き上がりました。
炭化焼成により黒めに焼き上がった素地に、DIYでつけた模様が白くくっきりとして、モダンで若々しい感じです。

このところ、研究してきた古染付も、


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一定の成果が上がってきました。

これから秋冬にかけて、灰釉を中心にテストをしていきます。目指すのは、朝鮮王朝時代(李朝)初期の高麗茶碗や古唐津が持つような質感です。
作陶をはじめて40年に近づいてきましたが、まだまだ勉強の毎日です。

2017年8月14日 (月)

いろんなお仕事

焼き物屋の仕事は、作品制作に窯詰め、窯焚き、窯出しというメインの仕事だけではなく、さまざまなことがあります。


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これも普段かかせない仕事、釉薬のテストです。明月窯では、作品制作や陶芸教室に使う釉薬が約30種類程あり、すべてオリジナルの自家調合です。

そのうち9割くらいは、天然の木灰を使用するため、長い間に質が変化して以前のように焼き上がらなくなることもよくあります。

今回のテストも、


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藁灰を使った釉薬で、以前のような焼き上がりにならないため、調整をしているところです。

藁灰は珪酸質の原料で、珪石で代用しても同じように出来ないため、高価な原料ですが使い続けています。
この他にイス灰、栗皮灰、松灰など教室用にも使います。他の陶芸教室では、まず使わないと思いますが、質感を求めると仕方ないですね。

それ以外に、苦手な仕事もあります。


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お買い上げいただいた作品の箱書きです。
筆を使う機会が少ないので、いつも緊張して書いていますが、すらすらと書けるようになりたいものです。

2017年7月30日 (日)

制作中 その2

先日制作した洗面ボウルが、仕上げの工程に入りました。

半乾燥の状態で削りをして、依頼主の施主様によるDIYになります。


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まず、洗面ボウルの内側をご夫婦で装飾していきます。ベビーカーで待機しているのは、外側担当の息子さんです。

そして、その息子さんをお父さんが抱えて、小さな手に白化粧という白泥を刷毛で塗り、外側に手の痕跡を付けました。

その結果が、


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こんな感じです。
なかなかの仕上がりに、一同満足!

内側の装飾に、白化粧を象嵌して


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模様を鮮明にします。
この模様には、若い夫婦の想いが込められています。想像できるでしょうか…

このあと、乾燥して素焼きをします。
本焼きは、炭化の窯で燻すように焼成して完成です。

無事焼き上がってほしいと祈る気持ちです。

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