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2012年7月 2日 (月)

筋を通すということ

窯を焚くたびに必ずやらなくてはいけない、薪割りのことから。
使うのは赤松ですが、ストーブに使われる堅薪と言われる
楢やクヌギなどの薪より軽くて割りやすい薪です。
それでも、大きな節があったり、筋がねじれていたりすると苦労します。
斧で、木の筋に沿って割っていきます。
節のところは、筋が節をよけるように回り込んでいますが、
中の方では、微妙に繋がっていて帳尻を合わせています。
この場合、節のところから割らないとどうにも割れません。
Maki02
木の筋は、薪によっていろいろです。
焚き付けからしばらくは、細割りを使うために、
なるべく素直そうな薪を選びますが、
それでも、まっすぐに割れてくれる薪は多くありません。
Mksj
いろいろねじれながら割れる薪が多いですが、
まっすぐ割れる物は、細くしていきます。
こうして割った薪は、真っ直ぐでもねじれていても、
上から下まで、筋が通った状態です。
製材された木は、いかにもきっちりと見えますが・・・
Kkz
実は、筋を無視してカットされているために、
斧で割ろうとすると、下まで割れずに斜めに裂けてしまいます。
筋の通った薪は、1㎝角くらいでも手で容易に割れませんが、
角材の方は、簡単に割れてしまいます。
赤松の薪は、適当な年輪の物を選んで、年輪に沿って小刀で割ると、
作品を削る篦にもなります。同じように、竹でも作って使い分けます。
Szhr
この筋の通った篦は、鉄の鉋より粘土をきれいに味わい深く削り、
しかも粘土が張り付いたりしない優れものです。
少々歪んだり、ねじれたりしていても、しっかり筋が通っていたいものですね。




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