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2012年9月20日 (木)

三島という技法

鎌倉明月窯では、一番多く作っているかも知れない三島について。
赤土で成形し、彫りや印で模様を入れ、白化粧という泥漿で象嵌する伝統技法です。
朝鮮王朝時代(李朝)初期に作られたものを、日本では古三島と呼んで賞翫します。
高麗青磁が退化したものと言われますが、渋いなかに華やかさもあり、
雅陶として優れた質感を持っています。
成形した作品がやや乾いたところで、印を押していきます。

Msm01

木のボタンを利用して作ったローラーの波文を外側に・・・
中側も同様に押していきます。

Msm02

中心に押す印花は、磁器土で作った素焼きの印。
印を押し終わったら、高台を削り出します。
そのあと、刷毛で白化粧を塗り象嵌します。

Msm03

印の溝にしっかり入るように塗っていきます。
中側も同様です。

Msm04

塗る濃さは、好みで加減しますが、生で見るより
焼いた時の方が薄くなるため、難しいところです。
模様をくっきりと見せたい場合は、後で表面を削り取りますが、
明月窯では、古三島に習って塗ったままにします。

Msm05

こうやって出来た作品を完全に乾燥させてから、
透明な灰釉を掛けて本焼きします。
雅味にこだわるため、素焼きはしません。
この工程だけで、1つあたり1時間はかかります。
高いなぁと言わずに、買ってください。



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