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2015年1月21日 (水)

初窯

1月中旬になって、今年の初窯を焚きました。
明月窯では、素焼き、上絵の窯を除いて
5種類の本焼きをします。

1番多く焚くのは、1,250℃くらいの還元焼成ですが、
今年の初窯は、1,200℃くらいのやや低めの還元焼成です。
いわゆる土物と言われる粘土で作る焼き物は、
石物という磁器の焼き物より、やや低めの焼成の方が
土の味わいが残り、雅味のある作品になります。

登り窯や穴窯で焼いていた時代は、
窯の上下や前後で、50℃くらいの温度差がありました。
還元が強く、温度が上がる場所に磁器の作品を入れ、
あまり上がらないところに土物を入れるというように、
1窯の中を使い分けていました。

現代の窯は、そこまでの温度差がないため、
目的に応じて、焚き方を変える必要があります。
今回の窯出しでは、

Ja15vo301


まず、北村建築工房さんからの注文の手洗いボウル。
明月窯から近い梶原という北鎌倉エリアで
新築中のお宅に使っていただきます。
いつもの北村建築工房ロゴも入れています。

Ja15vo302


ちょっと曲がってしまったのを、北村社長は見逃さないでしょう。
明月窯定番の三島も出てきました。

Ja15vo303


高い温度で焼くより、土の風合いが良く出ます。

私の研究テーマである青瓷も、
やや高めの温度の場所に入れました。

Ja15vo304


今回は優秀で、10個中2個が完品でした。
青瓷は、高い温度の窯にも入れます。
透明度や複雑な貫入を求めるには、高めの方が良好です。
この窯では、柔らかい質感と優しい色合いを求めました。
30年程の試行錯誤で、割と見られるものになってきました。

もちろん、まだまだ満足している訳ではありません。

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