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2015年11月20日 (金)

蜻山のスケッチ

鎌倉明月窯の初代 河村蜻山は、
大量のスケッチを残しています。

その多くは、鎌倉に移住する前に住んでいた、
千葉県我孫子市の手賀沼湖畔にある
天神山三樹荘というところで描かれたものです。

ここは、以前民芸の提唱者 柳宗悦の住居であり、
イギリス人陶芸家 バーナードリーチが大正8年まで、
窯を置いた場所でもあります。

蜻山がこの地に住んでいたのは、
昭和13年から29年までなので、
ちょうど太平洋戦争の前後と言うことになります。

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身近な草木のスケッチも多いのですが、

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食材のスケッチもたくさんあります。

食料はもとより、陶芸の原料や赤松薪の調達など、
苦労の多い時代で、作陶もままならなかったようです。

そんな中で、近くにある物を一生懸命スケッチしていた
蜻山の姿が浮かんできます。
多彩な技法で、最も蜻山らしい作品を生んだのも
我孫子時代でした。

現代の平和で物が溢れる時代に育ち、
未だ蜻山の時代の作品を超えられないのは、
どういうことでしょう・・・

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