文化・芸術

2017年8月14日 (月)

いろんなお仕事

焼き物屋の仕事は、作品制作に窯詰め、窯焚き、窯出しというメインの仕事だけではなく、さまざまなことがあります。


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これも普段かかせない仕事、釉薬のテストです。明月窯では、作品制作や陶芸教室に使う釉薬が約30種類程あり、すべてオリジナルの自家調合です。

そのうち9割くらいは、天然の木灰を使用するため、長い間に質が変化して以前のように焼き上がらなくなることもよくあります。

今回のテストも、


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藁灰を使った釉薬で、以前のような焼き上がりにならないため、調整をしているところです。

藁灰は珪酸質の原料で、珪石で代用しても同じように出来ないため、高価な原料ですが使い続けています。
この他にイス灰、栗皮灰、松灰など教室用にも使います。他の陶芸教室では、まず使わないと思いますが、質感を求めると仕方ないですね。

それ以外に、苦手な仕事もあります。


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お買い上げいただいた作品の箱書きです。
筆を使う機会が少ないので、いつも緊張して書いていますが、すらすらと書けるようになりたいものです。

2017年7月30日 (日)

制作中 その2

先日制作した洗面ボウルが、仕上げの工程に入りました。

半乾燥の状態で削りをして、依頼主の施主様によるDIYになります。


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まず、洗面ボウルの内側をご夫婦で装飾していきます。ベビーカーで待機しているのは、外側担当の息子さんです。

そして、その息子さんをお父さんが抱えて、小さな手に白化粧という白泥を刷毛で塗り、外側に手の痕跡を付けました。

その結果が、


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こんな感じです。
なかなかの仕上がりに、一同満足!

内側の装飾に、白化粧を象嵌して


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模様を鮮明にします。
この模様には、若い夫婦の想いが込められています。想像できるでしょうか…

このあと、乾燥して素焼きをします。
本焼きは、炭化の窯で燻すように焼成して完成です。

無事焼き上がってほしいと祈る気持ちです。

2017年7月27日 (木)

制作中!

久しぶりに大物作品の依頼があり、
制作にかかりました。


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大鉢に見えますが、洗面ボウルです。
焼き上がりで、直径40cm高さ16cm程の大きさです。

北村建築工房さんで新築中の施主様からの依頼で、模様など施主様のDIYで仕上げていく予定です。

陶器は、焼き上がりまでに約15%収縮するため、
ロクロで作るときは、直径45cmを超えるくらいになります。

焼き物屋は、焼き上がり寸法から作るときの寸法を計算する手間を省くため、掛け尺という物差しを使います。


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上の2本は、30cmの物差しで一番上が15%を掛けた掛け尺で、その下が通常の30cmです。
下2本は1尺の物差しで、同様に上が15%の掛け尺です。

焼き物屋さんは、大きく作って小さく売る商売で、小さく作って大きく売るパン屋さんとは正反対な感じですね。

2017年6月13日 (火)

鎌倉明月窯招待作家展

陶芸クラブ展が無事終了して、
この時期恒例のイベント
招待作家展が、明月窯のギャラリーで開催中です。


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明月窯ゆかりの作家4人を招き、明月窯スタッフと共に展示しております。


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これは、岡本一道さん。
明月窯陶芸クラブを経て、京都で修業したあと、各地の民芸の窯で学び、信州小諸市に築窯して作家活動をしています。


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そして、岡村昭男さんは、明月窯勤務の後、平塚市に築窯し、青磁、青白磁を中心に作陶しています。


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川北秀一郎さんは、明月窯に2年間勤務した後、茅ヶ崎市の自宅に築窯、黄釉の作品で日本伝統工芸展に入選し、現在日本工芸会正会員として、活躍しています。


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岡部明美さんは、陶芸クラブを経て、笠間で修業した後、藤沢市に築窯。白化粧を使った掻き落としの手法や焼き締めの作品など作っています。

18日(日)まで開催しております。(金曜日定休)
紫陽花で賑わう北鎌倉ですが、山あいの静かなギャラリーに是非お立ち寄りください。
お待ちいたしております。

2017年5月27日 (土)

開催中!

いよいよ鎌倉明月窯陶芸クラブ展が開催いたしました。

本日土曜日は、10時のopenから午前中に
たくさんの方にご来窯いただきました。

午後からは、ややゆったりとして、
この季節らしい北鎌倉を楽しんでいただけたと思います。

メイン会場であるギャラリーは、


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こんな感じに展示しています。

その前庭では、


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お茶のサービスがありますので、
ゆっくりとしていただけます。
ウグイスもよく鳴いています。

工房2Fでは、


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個人別展示をしています。

1Fは、即売コーナーで、


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お買い得もたくさんあります。
その横では、


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ロクロ実演と体験をしています。
興味のある方は、是非体験してください。

明日日曜日までの開催です!

2017年5月24日 (水)

大片付け

今週はじめから、陶芸クラブや体験教室をお休みして、大片付け、大掃除が始まりました。

もちろん、この週末のイベント
鎌倉明月窯陶芸クラブ展の準備です。

工房1Fは、ロクロの台を即売コーナーの展示台にするため、


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横に並べていきます。
この隙間に、工房にあるいろいろな物を収納して、上にコンパネの板を乗せて布を掛けると展示台の完成です。

この時期、雑草の勢いがすごいので、
草刈りも重要な仕事です。


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まず、ギャラリーに上がる石段のまわりをきれいにします。


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そして、ギャラリー前庭を草刈り機を使って、刈り込んでいきます。
伸びすぎた木も切らなくてはいけません。

明日からは、いよいよたくさんの作品を展示していきます。

ゆっくり楽しんでいただけるよう、後2日の準備を頑張ります。
皆様是非お立ち寄りください。
お待ちいたしております。

2017年5月12日 (金)

近づいてきました!

5月も中旬となり、明月窯最大のイベント
鎌倉明月窯陶芸クラブ展が近づいてきました。


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27日(土)、28(日)の2日間、10:00~16:00
陶芸クラブ会員による展覧会です。

鎌倉明月窯陶芸クラブは、
今年開講50年目を迎えました。
本格的な質感を目指して、粘土や釉薬、
焼成等こだわってきました。

会員の方達も、この1年間それぞれ個性豊かな作品を製作しています。


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窯場の棚に、展示する作品が集まってきました。

ギャラリーのメイン展示の他、工房1Fでは即売コーナー、ロクロ実演体験コーナー、2Fは個人別展示と明月窯全体を使って、賑やかに開催いたします。

ギャラリー前庭では、お茶のサービスもあります。
北鎌倉の新緑と野鳥の声に包まれて、
ゆっくりとクラブ展を楽しんでください。

クラブ会員一同、皆様のご来窯をお待ちいたしております。 

2017年4月21日 (金)

夏の準備

桜が終わると季節が急に進んだ気がします。

ゴールデンウィークになる前に、やっておかなくてはいけないことがあります。


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我が家の南側にある細長い小さなスペースですが、雑草でいっぱいになっています。


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この草をすっかり抜いて、クワで耕します。


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有機石灰を一面に撒いて、もう一度よく混ぜ合わせると今日の作業は終了です。
数日後、堆肥と有機肥料を混ぜ合わせて夏野菜の植え付け準備が整います。

この場所には、5月初旬までにピーマンとトマトを植え付ける予定です。

そして窯場では、


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初夏に新宿荒木町で開店予定の料理屋さんの看板を頼まれて、試作中です。

夏が近くなってきました。

2017年3月31日 (金)

桜はまだか…

3月も末となり、例年なら桜が満開の時期ですが、鎌倉の段葛の桜は、若木のせいかまだ開花していません。

このあたりの桜の名所、逗子鎌倉ハイランドの桜も開花しているもののまだ1~2分咲き程度で、異例の遅さです。

10日程前に


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新酒をいただきました。
左の2本は、石川県からの生原酒で、度数が高いものの口あたりは柔らかく、吟醸香も強すぎずバランスの良いお酒です。
右は、福島県から山形県長井市に避難した人達と長井市のNPO法人の復興支援プロジェクトとして思いのこもった“甦る”というお酒です。
やさしい香りのさらりとした素直な感じです。

お花見にちょうど良いおいしいお酒をいただいたと思ったのに、桜が満開になる前にすっかり飲んでしまいました。

昨年末から取り組んできた古染付が、


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このように焼き上がって、一応の成果が上がりました。もう少し改良の余地がありますが、これから暖かくなると、染付の向付に旬の魚のお造りを盛って、おいしいお酒で一杯やりたいと思いますね。

2017年3月24日 (金)

春本番

都内では、桜の開花が確認されたらしいですが、鎌倉段葛の桜は、


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蕾が膨らんでいるものの、咲いている花は見つかりません。
沿道のソメイヨシノを見ると、


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もう少しというところです。
この土日には、開花するでしょう。

毎年恒例の陶芸クラブ展まで、あと2ヶ月ほどの明月窯では、通常の還元焼成の他に酸化の窯を焚きました。

赤松薪を5~6時間燃やして焼成する還元の窯に対して、火を使わない酸化の窯は、比較的簡単で失敗の少ない焼成なので、酸化の窯だけの陶芸教室も多いのですが、明月窯では還元の窯が9割くらいです。

酸化で焼成すると、


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このような黄瀬戸や


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カラフルな下絵の具も発色が良く、
ポップな感じが、比較的若い世代に人気です。

赤土を使うと、


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こんな感じに焼き上がります。

5月27日(土)、28日(日) 10:00~16:00
鎌倉明月窯陶芸クラブ展では、
還元や酸化、焼き締め、炭化など
多彩な焼成や手法で会員がこの1年間に
作った作品が多数展示されます。

皆様のご来窯をお待ちいたしております。

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